2025年8月
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地獄のような一週間、舌の痛い口内炎
あれは確か、重要なプレゼンの準備に追われていた週の半ばでした。朝、コーヒーを一口飲んだ瞬間、舌の側面にピリッとした鋭い痛みが走ったのです。鏡で確認すると、そこには直径3ミリほどの、中心が白く周りが赤い、典型的な口内炎ができていました。「またか」と最初は軽く考えていたのですが、今回はいつもと様子が違いました。場所が悪かったのです。話すたびに、食事をするたびに、その憎きできものが歯に触れ、耐えがたい痛みを引き起こしました。楽しみにしていたランチタイムも、温かいスープや少し酸味のあるドレッシングが傷口にしみて、もはや苦行以外の何物でもありませんでした。プレゼンの練習をしようにも、滑舌が悪くなっている気がして集中できず、焦りばかりが募ります。夜、ベッドに入っても、舌のジンジンとした痛みが気になってなかなか寝付けない。口の中のほんの小さなできものが、これほどまでに生活の質を低下させるとは思いもしませんでした。市販の塗り薬を試し、ビタミン剤を飲み、うがい薬で口をすすぎ、できる限りのことはしたつもりです。しかし、ストレスと睡眠不足という根本原因が解決されない限り、回復は遅々として進みません。結局、プレゼンはなんとか乗り切ったものの、あの痛いできものが完全に消え去るまでには、地獄のような一週間を要しました。痛みがなくなった朝、いつものように熱いコーヒーを何の気兼ねもなく飲めた時の、あの解放感と幸福感は今でも忘れられません。たかが口内炎、されど口内炎。自分の体が発する小さな悲鳴に耳を傾け、自分を労ることの大切さを、舌の痛みと共に深く心に刻んだ出来事でした。